美術史学コースで学ぶ
美術館学芸員や研究者を目指す方、あるいは美術史の研究を専門的に続けたい方は、大学院に進学することになります。学芸員を希望する場合は、公募の条件が「大学卒以上」であっても、実際には「修士修了」でないと採用されるのは困難です。日本・東洋・西洋美術の3分野に分かれて、指導教員の下で2年以上をかけて修士論文を執筆します。さらに研究を継続する場合は、博士後期課程に進学し、3年以上をかけて博士論文を執筆することになります。3年で博士論文が完成するのは稀で、多くの学生は5年~9年で論文を提出するようです。
大学院進学のためには、作品に対する基本的知識はもちろんですが、文献を読む力、語学力が必須になります。日本美術ではくずし字、東洋美術では漢文、西洋美術では英語ともうひとつの外国語が要求されます。入試の過去問は、文学研究科の事務所で2年分公開しています。それ以前の過去問をご覧になりたい方は、美術史専修室にお申し出ください。進学についてのご質問、ご相談は、運営主任もしくは助手までご遠慮なくどうぞ。メールでも、直接お尋ねくださってもかまいません。
2015年度より修士課程入試 専門科目・西洋美術史資料解読の出題形式が変更となりました。
(変更前)英語・フランス語・ドイツ語の資料から2問を選択し解答
(変更後)英語・フランス語・ドイツ語の資料から1問を選択し解答