『美術史研究』は当学会の機関誌で、1962年に創刊して以来50冊以上を発行してきました。
最新号の目次は以下のとおりです。
第61冊目次(2023年度)
【論文】
成都万仏寺の遡源―梁中大通元年銘釈迦立像に記す「安浦寺」について―
羅 玲
ラヴラ・レクショナリーのイコンとナラティヴ
清水 悠佑
「七天狗絵」現存巻にみる宗派認識―「伝三井寺巻」車座の場面―
三國 晴司
長谷川派と蒔絵の意匠
瀧野 彩子
エドワード・バーン=ジョーンズのジャポニスム―『北斎漫画』の参照―
望月 彩花
オルタ滞在期におけるパブロ・ピカソのキュビスムの生成
東海林 洋
【テーマ論攷】日、月、星辰
東大寺大仏殿の仏前安置鏡について―日象・月象と海印三昧図―
長井 里緒奈
月と十二支―「鳥獣戯画」乙巻の主題―
星山 晋也
「無原罪の御宿り」における太陽、月、星の表現について―十六世紀のバレンシアの作品を中心に―
名原 宏明
【研究ノート】
アオスタのサン・ピエトロ・エ・サントルソ参事会聖堂舗床モザイクについて―宗教的背景を中心に―
天幸 奈穂
早稲田大学図書館九曜文庫所蔵・伝甫正筆『源氏物語画帖』について
筒井 志穂
マックス・エルンストにおける目のモティーフと視界の遮断
植月 智子
木下杢太郎の視覚芸術における想像力と実証性の結びつき―女の首と大蛇の主題を中心に―
橋 秀文
【展覧会評】
神奈川県立金沢文庫 「特別展 廃墟とイメージ―憧憬、復興、文化の生成の場としての廃墟―」
山本 聡美