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卒業生の声 Vol.1
【ファッション系企業】
堀内 真優子

Mayuko Horiuchi

自社ブランドのヨーロッパ進出を
実現させるためにも、
私の語学力を活かしたいですね。

 

──どんな会社に就職されたのですか?
若い女性たちに人気のバッグを中心に展開しているファッション系の企業です。ファッション系が希望だったのかとよく聞かれますが、実は違います。ただ、この会社なら自分の能力が活かせる、自分がやりたかったことができる、と感じたので就職を決めました。

 

──活かしたい能力とはなんですか?
私は5ヶ国語を勉強していて、フランス語とイタリア語が話せます。その語学力が活かせればいいと考えています。私が働く会社のブランドは日本では知名度も高く、アジアとアメリカには進出していますが、まだヨーロッパには進出していません。でも私はヨーロッパにこそ進出するべきだと考えていて、その時に私の語学力を役立てたいのです。会社でもフランス語とイタリア語をブラッシュアップしておけと言われているので、もしかしたら夢が叶うかもしれません。

 

──なぜ5カ国語も学べたのですか?
もともと語学は好きだったのですが、本格的に語学に磨きをかけたのは大学に入ってからです。フランス語は大学でも学べますが、他の言語まで欲ばって5ヶ国語も学べたのは、仏文コースという自由な環境のなかにいられたおかげです。自分の意志でやるべきことを管理し、自分の時間をフルに活用できたからこそ、学生のうちにフランス語だけでなくイタリア語までマスターできたんです。

 

──最初から仏文を希望していたのですか?
高校1年生の時から早稲田大学の文学部ということは決めていましたが、どのコースにするかはギリギリまで決めていませんでした。漠然と社会学コースや心理学コースに行くのだろうと思っていたのですが、最終的に決定する際なぜか仏文に決めていたんです。

 

imgParoles0101──なぜ最後で仏文に決めたのですか?
中学の時にフォトジャーナリズム誌を見て衝撃を受け、アフリカの途上国の発展に関わりたいと思ったことがありました。そのためにはフランス語が必要で、勉強したいと思っていたのですが、決め手は1年生の時の授業で川瀬先生と出会ったことです。本当に素晴らしい授業でこれからも先生に教わりたいと思ったからこそ、最後の最後で仏文に決めたんです。

 

──仏文に進んで後悔はありませんでしたか?
社会学か心理学と考えていたのに仏文にしてしまって大丈夫だろうかと不安になったこともあります。1年生の終わりの春休みに1ヶ月パリに留学したのですがその時も、もしフランスを好きになれなかったら仏文の3年間はつまらないだろうと考えていました。でもフランスは思った以上に魅力的な国で仏文を選らんでよかったと心から思えたんです。実際、仏文コースに進んでみれば、川瀬先生だけでなく他の教授の方々も素晴らしく、本当に恵まれていたと思います。

 

──教授陣の魅力はどんなところですか?
仏文の先生方は、典型的な大学教授という感じではありません。教える立場の先生というより、好きな学問をしている生徒のような純粋さがあり、ひとりひとりがとても個性的で面白いんです。固まった概念で私たちを束縛することがなく、自由に自分がしたいと思った勉強をさせてくれたことにも感謝しています。

 

──後輩たちにアドバイスはありますか?
高校までは目的はみんな同じで、決められた勉強をすれば大学に進学でき、それだけでよかった。でも大学の4年間はみんなと同じではダメです。ボランティアだったり、アルバイトだったり、サークルだったり、人とは違う大学生活を送らないとつまらないと思います。そんな自分ならではの大学生活を目指すなら仏文は最適です。自分の意志で学びたいことが選べるし、教授陣との距離が近いので親身に相談ものってくれますよ。