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卒業生の声 Vol.27
【大学職員】
堀 由布子

Hori Yuko

先生方が親身になって
相談にのってくださるところが
仏文の魅力です。

 

──なぜ仏文に決めたのですか?
1年生の時に第二外国語でフランス語を履修したら、噂で難しいと聞いていたのとはまったく違ってとても楽しく、自分で発音してみるとフランス語の響きも好きで、これは自分に合っていると直感で思いました。元々ヨーロッパの言語や文化に興味があったので、それならフランスに特化して深く学んでみたいと思い、仏文に決めました。

 

──仏文を選んでよかったと思いますか?
仏文ではフランスの様々な分野に触れることができたので、仏文に入って本当に正解でした。フランス語や文学の授業だけでなく、元々好きだった演劇、美術、映画、ファッション、料理などの文化に関する授業も積極的に取ったことで、フランスという国を多方面から学ぶことができました。フランスについてなら、自分の興味のある分野を自由に選択できるのが仏文の良さだと思います。

 

──フランス語を話せるようになりましたか?
大学で初めてフランス語を始めたのですが、想像以上にフランス語力を伸ばすことができました。私は2019年9月から2020年6月までパリ第7大学に交換留学をしていて、フランス政府が認定しているDELF・DALFという語学試験にも合格することができました。留学前にはB2を、留学後には、ずっと目標にしていたC1を取得できました。今では、フランス人の友達と気軽に会話をしたり、フランス語のニュースも理解できるようになりました。留学や資格試験などのサポートも優しく熱心にしてくださったのが仏文の先生方です。本当に感謝しています。

 

──卒論は何をテーマに書いたのですか?
卒論のタイトルは『都市と人間の視点から見るエドゥアール・マネの独自性』です。マネは19世紀の画家で、印象派の先駆者と言われていますが、そのマネの作品と19世紀当時のフランス社会との関係を分析しました。どのようなテーマにするかずっと迷っていたのですが、留学をしたことで意思が固まりました。パリの多くの美術館で何度も絵画を見た経験や、現地大学での美術史の授業でマネに関するレポートを書き、良い評価を得られたことが決め手になりました。
 

imgParoles2701──卒業後はどんな仕事をするのですか?
早稲田大学の専任職員として働きます。フランス語と英語を使ってグローバルな仕事をしたいというのが就活の軸でした。元々大学という環境が好きでしたし、特に国際化が進んでいる早稲田大学で働けるのはとても嬉しいです。仏文での学びや留学の経験を活かして、海外との連携を強化していくような仕事ができたらいいなと思っています。

 

──これからコースを選ぶ後輩へのアドバイスは?
フランスの言語や文化に触れることで、英語圏の視点だけでなく、もう1つの新しい視点が得られるのはとても大きいと思います。さらに、教養を身に付けることができ、人間的な成長にもつながります。また、居心地が良く、温かく受け入れてくれるような雰囲気があるのも仏文の魅力です。もし留学をしたいと考えているなら、仏文ほど親身になって相談にのってくれるところはないと思います。