修士論文題目一覧
2023年度
・記憶のメディウムとしてのバンド・デシネ
—リーニュ・クレールのそのむこう—
2022年度
・エミール・ゾラ『ルーゴン・マッカール叢書』における近親相姦の表象
・日本におけるアンドレ・ブルトン『黒いユーモア選集』の受容について
──花田清輝と澁澤龍彦のケースを中心に
・字幕の現状と展望
2021年度
・アンドレ・ブルトンにおける神話の問題について
──記号の残存とシニフィアンの誕生
・バルザック作品における「もの」の移動
・ジャン/ハンス・アルプとゾフィー・トイバー=アルプの芸術活動における自律と連帯 ──グリッドを中心に──
・クリスチャン・ディオール論
──個人に残る記憶、コレクションに宿る個性──
・ミシェル・ウエルベック論 ──「視点」「視覚」を考える──
2020年度
・プルーストにおけるエクリチュールと身体感覚
・国際シュルレアリスム展における紐の意匠について―マルセル・デュシャンを中心とした亡命者のイマジュリー―
・初期バタイユの政治思想について
2019年度
・マリヴォー『哲学者の書斎』における感化の問題
・『教訓化オウィディウス』と『図説変身物語』の比較
―太陽神の恋を中心に翻案と図像から辿る表現の変遷―
・シャルル・バルバラ『感動的な物語集』論
・アンドレ・マッソンのオートマティスム
―1920年代シュルレアリスムにおける文学と美術の問題―
2018年度
・フィリップ・キノー『芝居じゃない芝居』La Comédie sans comédie論
―「ほかとは全く異なるこの芝居」を考える―
・ヴィリエ・ド・リラダン クレール・ルノワール論
・プルースト「スワンの恋」
2017年度
・ミシェル・ド・モンテーニュ『エセー』における「信と知」
・メーテルリンク『温室』に於ける「人工」のテーマ
―主題・手法の観点から―
・ルイ=フェルディナン・セリーヌの作品に於けるデリール表現と「選択(オルタナティヴ)」の問題
・30-50年代の精神病理論を中心とするラカン理論の創造性の問題について
―シュルレアリスムと主体―
2016年度
・トリスタン・ツァラにおける「概念」
・アンリ・ミショーにおける言語とイメージの問題
・マリー・ンディアイ作品における家族崩壊
・20世紀における美容文化史の日仏比較
2015年度
・アロイジウス・ベルトラン『夜のガスパール』研究
―作品の構成をめぐって―
・『エロディアードの婚礼』論
・サルトルの美術批評とモラル
・ルイ=ルネ・デ・フォレ『オスティナート』
―冒険的エクリチュールによる自伝―
・マリーズ・コンデの小説作品における「喜劇性」
2013年度
・Étude sur Les Liaisons dangereuses
・バルザックにおける奇形
・ボードレールにおけるダンディスムの変容
・La féminité entre nature et factice dans L’Ève future
de Villiers de l’Isle-Adam
・ジョルジュ・バタイユにおけるテクストの演劇的=パロディ的位相
―『ジル・ド・レ裁判』研究序説―
2012年度
・L’effet noir de la mémoire : Etudes sur Le Voyageur sans bagage
de Jean Anouilh
・ジョルジュ・バタイユの小説と物語について
・『人生使用法』における記憶のトポグラフィ―制約から記憶術へ―
2011年度
・日本の大学におけるフランス語教育の現状と展望
・代名動詞再考―その統一的見解を目指して、周辺事象の考察と提案―
・アポリネールの『カリグラム』―見ること、魅せること―
・ポール・ヴァレリー、語りのヴァリエテ
―評論における言説の方法をめぐって―
・ドゥルーズにおける時間イメージ
・La chanson féministe et l’empowerment :
le cas d’un groupe de musique québécois
2010年度
・「貧しき縁者」に関する考察
・L’errance dans l’oeuvre d’Albert Cohen
・アルベール・カミュ論 ―『ペスト』という小説の試み―
・マルグリット・デュラスのエクリチュールについて ―「愛」を中心に―
・シュルレアリスム的視覚体験とヴァリエーションの問題
―プリミティヴ・アート、アール・ナイーフ、ケルト芸術、霊媒芸術―
2009年度
・クレティアン・ド・トロワ作『聖杯の物語またはペルスヴァル』、
その描かれざる結末への一考察
・ジャン・ルナール『ギヨーム・ド・ドール』における語りについての意識
・ジャン・フロワサールの『年代記』について
―第三巻「べアルンへの旅」を中心に―
・Le Peintre de la vie moderneの成立過程について
・アンドレ・ジッドにおける離反と回帰
・ジョルジュ・バタイユと聖なるもの
―フィクション・イコン・コミュニカシオン―
・Où mène la Soif et la Faim
・エトランジェ文学とは何か
2008年度
・ダランベールにおける数学と知の組織化
・『悪の華』ユゴーに宛てた三篇の詩について
・ジッドにおける「X」の問題
・プルーストにおけるパラドックス ―contenant / contenuをめぐって
・アンドレ・ブルトンと神話の問題 ―ある萌芽的なものを巡って
・ミシェル・レリスと闘牛
・Aventure spirituelle de J. -M. G. Le Clézio
・フランス語の空間表現における複合前置詞についての考察
2007年度
・ラブレーに見る修辞学の伝統
・パスカルと「二つの無限」
・エロティシズムとは何か、孤独な人間と孤独でない死者たち
・フランス語における複合名詞 ―N+N型等位関係について―
・フランスの雑誌広告にみる言語的・視覚的戦略
2006年度
・マラルメと舞踊―バレエをめぐる考察
・トリスタン・ツァラと政治
・アントナン・アルトーの初期作品をめぐって
・ドゥルーズ哲学における「形式」の分析―1968年から1980年を中心として
・フランス語のonomatopéeと日本語のオノマトペについて
―オノマトペの翻訳についての言語学的考察
2005年度
・アンドレ・ジッドと相馬御風 ―観照の論理と「生」の全的表現
・『失われた時を求めて』論
―コミックの「取り違え(キプロクオ)」をめぐって
・ジャック・コポーの演劇論
・ベケット Compagnie論 ―PhysiqueなものとImaginaireなもの―
・『文学空間』におけるオルフェウス的空間について
・カミュ論 第二次世界大戦との関わりについて
2004年度
・トゥルバドゥール、ギエム9世におけるイロニー
・Philippe de Beaumanoir, Coutumes de Beauvaisis 研究
―Coutumes de Beauvaisis における法的正義の問題を中心に―
・Racineの悲劇における情念の破壊性 ―『アンドロマック』を中心として―
・スタンダールと音楽 ―ロッシーニとの関わりを中心として―
・『セラフィタ』論
・ピエール・ロチ論 ―コレクションからエクリチュールへ―
・アンドレ・ブルトン論 ―「透明な巨人」と1942年のシュルレアリスム
・アントナン・アルトーにおける<生殖>の問題
・モハメッド・ディブ論 ―L’Infante Maure をめぐる一考察―
・動詞+目的語からなるコロケーションを利用したコーパスの妥当性検証
―コロケーション辞典作成に向けて
2003年度
・『夜のガスパール』研究
・マラルメとバンヴィル ―聖なる詩人
・Les allusions bibliques dans l’oeuvre de Marcel PROUST
・セリーヌと戦争
・フランソワーズ・サガンにおける孤独の概念 ―初期作品を中心に―