連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第4回 詩的言語の彼岸

連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第4回

詩的言語の彼岸

 

日時  2024年11月16日(土) 14:00~17:30
場所  早稲田大学戸山キャンパス36号館5階582教室

 

 

星埜守之(東京大学名誉教授)
「30年後に」――アニー・ル・ブラン『エメ・セゼールのために』を巡って

 

 

合田陽祐(山形大学准教授)
ジャン=ピエール・デュプレーの反(アンチ)クラテュロス主義、あるいは名前の不自然さについて

 

 

『シュルレアリスム宣言』の刊行から今年で100年。我々は今この運動について何を知っていて、何を語るべきなのか、連続講演会の形で考えます。
第4回は第二次大戦中から戦後にかけて、シュルレアリスムに詩的言語の新たな次元をつけ加えた2人の詩人を取り上げます。シュルレアリスムとクレオール文学の双方に誰より深い見識を持つ星埜氏が、セゼールを巡って30年前に、アニー・ル・ブランとラファエル・コンフィアンのあいだで闘わされた論争の意味を問い直し、アルフレッド・ジャリ研究の新世代を代表する合田氏は、19世紀文学や言語学の豊かな知識を背景に、ブルトンたちに深い衝撃を与えたデュプレーのテクストを、言語幻想への挑戦として読み解きます。言語の無力を突きつけるかのような二度目の大戦を経たのちに、シュルレアリスムがなお詩的言語に見出したものとは何だったのか!

お問合せ先:salut@list.waseda.jp(早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース)

 

「シュルレアリスム、100年後に」(第4回)チラシ