連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第5回

早稲田大学文学研究科フランス語フランス文学コース主催

連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第5回

ブルトン、その可能性の中心

 

 

日時  2024年12月14日(土) 14:00~17:30
場所  早稲田大学戸山キャンパス36号館5階582教室

 

 

長谷川晶子(京都産業大学准教授)
1928年の『シュルレアリスムと絵画』を読み直す
――ブルトンと絵画の関係
前之園望(中央大学准教授)
『秘法一七』草稿ノートが開く謎

 

 

『シュルレアリスム宣言』の刊行から今年で100年。我々は今この運動について何を知っていて、何を語るべきなのか、連続講演会の形で考えます。
第5回では、『宣言』や『ナジャ』に劣らないアンドレ・ブルトンの重要テクストの読み直しを、最前線の専門家2人にお願いしました。シュルレアリスム美術とそれをめぐる批評とを幅広く柔軟な視点から論じてきた長谷川氏は、その難解さによっていまだ我々を戸惑わせる『シュルレアリスムと絵画』に立ち戻りつつ、ブルトンにとって絵画とは何だったかを再考し、神話の問題を出発点に、ブルトンの読解作業を誰より遠くまで押し進めつつある前之園氏は、後期の代表作『秘法一七』の不可思議な草稿を緻密に検討することで、その執筆過程が我々に突きつける謎に迫ります。
「眼は野生の状態にある」。「詩、自由、そして愛」。――誰もが記憶にとどめているに違いないそうした言葉たちが、表面的な耳触りよさの彼方に今なお隠し持つ、可能性の核心とは何なのか!

 

講演会の聴講につきましては一般の方の参加も受け付けております。

 

お問合せ先:salut@list.waseda.jp(早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース)

 

「シュルレアリスム、100年後に」(第5回)チラシ