連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第3回

今年は『シュルレアリスム宣言』(1924)から100年の2024年、

鈴木雅雄先生コーディネートの連続講演会が企画されており、

その第3弾が10月12日(土)に行われます。

詳細は以下の通りです。

 

早稲田大学文学研究科フランス語フランス文学コース主催

連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第3回

シュルレアリスム誕生

 

 

日時  2024年10月12日(土) 14:00~17:30

 

事前予約不要、入退室自由

 

場所  早稲田大学戸山キャンパス36号館5階582教室

 

鈴木大悟(中央大学准教授)
クルヴェルを読むクルヴェル
―文芸批評としての『ディドロのクラヴサン』?―

 

永井敦子(上智大学教授)
グラックとブルトン
―『アルゴールの城にて』の何が二人を結びつけたのか

 

 アンドレ・ブルトンが『シュルレアリスム宣言・溶ける魚』を発表し、シュルレアリスムが運動として出発してから今年で100年。我々は今この運動について何を知っていて、何を語るべきなのか、連続講演会の形で考えます。

 第3回は1930年代の小説と批評を取り上げます。ルネ・クルヴェル研究という未踏の沃野を独走する鈴木氏が、作家自身による自著の読書ノートをも駆使しつつ、理論的エッセー『ディドロのクラヴサン』を文芸批評という視点から再考し、日本におけるジュリアン・グラック研究を一貫してリードしてきた永井氏は、この作家の静謐なる処女作を、ブルトンがそこに見たものを探りつつ、時代のなかで読み解きます。現実との対峙を強く迫られた30年代のシュルレアリスムにとって、作家や思想家を、ときには自分自身を読むことの意味とは何だったのか、今あらためて問い直す!

 

お問合せ先:salut@list.waseda.jp(早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース)

「シュルレアリスム、100年後に」(第3回)チラシ