
連続講演会「シュルレアリスム、100 年後に」最終 回 アンドレ・ブルトンの書簡を読む
連続講演会「シュルレアリスム、100 年後に」最終回
アンドレ・ブルトンの書簡を読む
日時 2025 年7 月19 日(土) 13:00~17:30
(これまでより1 時間早い開始ですのでご注意ください。)
場所 早稲田大学戸山キャンパス36 号館5 階582 教室
第1 部:パトロンとパートナー 13:00~15:10
長谷川晶子(京都産業大学准教授) : ジャック・ドゥーセへの手紙
鈴木雅雄(早稲田大学教授) : シモーヌ・カーンへの手紙
第2 部:娘と盟友 15:20~17:30
前之園望(中央大学教授) : オーブへの手紙
齊藤哲也(明治学院大学教授) : バンジャマン・ペレとの書簡
『シュルレアリスム宣言』の刊行から100 年を経た今、我々はこの運動について何を語れるのか、何を語るべきなのかを考えてきたこの連続講演会も、ついに最終回!ブルトンの遺言にしたがって、彼の死後50 年間発表できなかった厖大な書簡が2016 年以降次々に刊行され、シュルレアリスム研究は新しい局面を迎えています。最終回は時間枠も拡大し、シュルレアリスム研究を専門とする4 人の登壇者が、これらの書簡を足掛かりに、ブルトンとは誰だったかを徹底的に考え直します。初期のパトロンであるドゥーセにブルトンが薦めた作品のリストからは何が読み取れるのか、最初の妻だったシモーヌへの手紙にはいかなる情念が刻み込まれていたのか、最愛の娘への手紙から垣間見える父親としてのブルトンは我々に何を語るのか、そして最大の盟友との、しかし固い友情というイメージには還元できない複雑な関係から読み取れる意外な真実とは何なのか。作品と現実を奇妙にも短絡させる手紙という装置を通じ、シュルレアリスムを語る新たな言説が打ち立てられる !!
お問合せ先:salut@list.waseda.jp(早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース)