Eléphants アクリル&コラージュ作品
海津 純子(フランス語フランス文学コース3年)
エレファントゥナイト
パラダイス
密林の夜
夢の庭
作品について、海津さんにうかがいました。
Q. すべての作品で象がモチーフとなっていますが、海津さんにとって象はどんな存在なのですか?何を意味しているのですか?
海津:作品を描いているときは、意味を込めようとは意識していないので、コメントしようとすると難しいのですが、象をモチーフとして選んでいるのは、一つには象は大きいので、自分の中にある様々なイメージを詰め込み易いのかもしれません。象に対して二つのイメージを抱いていて、一つは旅人としての象ですが、もう一つはガヴローシュ(※注 ユゴー『レ・ミゼラブル』に登場する少年)が住んでいたバスチーユの象のように、内側に空間があるイメージです。その時々で興味を持ったものや、制作時の自身の気持ちが象の内側に反映している感じです。
Q.「エレファントゥナイト」にはエッフェル塔が描かれていますね。
海津:エッフェル塔を作品に描いたときは、象の内側の空間に込めるものとして、エッフェル塔のイメージが意図せず浮かんできました。
Q. 画材について教えてください。
海津:画材は、「ハーモニー」のみアクリルとコラージュですが、他の4作品はアクリル絵の具のみで描いています。