《文学とは何か?》 ――文学の境界をめぐって――

《文学とは何か?》 ――文学の境界をめぐって――

 

日時:2025 年 11 月 8 日(土)14:00〜18:00
会場:早稲田大学 戸山キャンパス 36 号館 5 階 582 教室

 

第I部 司会:鈴木雅雄(早稲田大学教授) 14:00〜15:50

 

中田健太郎(静岡文化芸術大学・文化政策学部准教授) 「マンガと文学の境界線とは何か」
鈴木亘(東京大学・文学部助教) 「『文学と握手してしまった落語』──戦後落語の文学化」

 

15:50 休憩

 

第II部 司会:塚本昌則(東京大学名誉教授) 16:10〜18:00

 

大橋崇行(作家・成蹊大学文学部教授) 「小説の想像力──純文学・大衆小説・ライトノベル」
鈴木和彦(東京大学・文学部准教授) 「(人)文学とはなにか──好きな論文を例に」

 

18:00 閉会

 

文学はどこまでを「文学」と呼べるのか。マンガ、落語、ライトノベルなど、さまざまな表現 領域が交錯する現在、「文学の境界」を問い直すことは、創作と批評、作者と読者の関係を再構 築する試みでもあります。ジャンル横断的な視点から文学という営みの広がりとその可能性、 あるいは不可能性を探ります。

お問合せ先:salut@list.waseda.jp(早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース)

 

文学とは何か_早稲田大学研究集会チラシ文学とは何か_早稲田大学研究集会チラシv2

10 ⽉22 ⽇(⽔)「仏⽂ライブ」2025 vol. 4開催のお知らせ

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

「仏⽂ライブ」2025 vol. 4開催のお知らせです!

フランス語圏のマンガ「バンド・デシネ(bande dessinée)」の翻訳者でもある講師が、⽇本語で読める作品を中⼼に具体的な例を取り上げながら、バンド・デシネの魅⼒を解説します。バンド・デシネならではのカラー表現や前衛的な試み、さまざまなテーマ……。⽇本のマンガとの違いにきっと驚くことでしょう。バンド・デシネ⼊⾨として気軽に参加してください。

 

 

作品を通じて知るフランス語圏のマンガ
“バンド・デシネ”の魅⼒

2025 年10 ⽉22 ⽇(⽔)17 時〜18 時40 分ごろ
33 号館232 教室(途中⼊退場は⾃由です)
講師 本学⾮常勤講師 原 正⼈先生

仏文ライブ(2025年度)第4回チラシ

Conférence, Proust et la question homosexuelle マチュー・ヴェルネ氏講演会

Conférence

Matthieu Vernet

Maître de conférences, Sorbonne Université

Proust et la question homosexuelle

jeudi 23 octobre, à partir de 18h00
campus Toyama, bâtiment 33, salle de conférence 10 (16e étage)

entrée libre, sans traduction

Avec le soutien de JSPS KAKENHI Grant Number JP22K00447

講演会のお知らせ

マチュー・ヴェルネ(ソルボンヌ⼤学准教授)

「プルーストと同性愛の問題」

2025年10⽉23⽇(⽊)18時〜 早稲⽥⼤学⼾⼭キャンパス 33号館16階第10会議室

使⽤⾔語:フランス語(通訳なし) 来聴歓迎

問い合わせ先:早稲⽥⼤学フランス語フランス⽂学コース salut@list.waseda.jp

Matthieu Vernet_Conférence_20251023_ver.2

シンポジウム:感性とフランス思想

早稲⽥⼤学⽂学部フランス語フランス⽂学コース主催
学部⽣のみなさんの参加⼤歓迎!

 

シンポジウム:感性とフランス思想

 

⽇時:2025 年7 ⽉26 ⽇(⼟)12:45〜18:30
場所:早稲⽥⼤学⼾⼭キャンパス 33 号館332 教室

 

イントロダクション:趣旨説明 12:45〜13:15

井上櫻⼦(早稲⽥⼤学)「「感性」から⾒るフランス思想—18 世紀から出発して」

 

第1 部:16〜17 世紀のフランス思想と「感性」—モンテーニュとパスカルを中⼼に 13:15〜15:45

 

⼭本佳⽣(早稲⽥⼤学)
「モンテーニュの「思想」、

         横から⾒るか?縦から⾒るか?」13:15〜14 :15

 

⼭上浩嗣(⼤阪⼤学)
「パスカルにおけるsentiment の⼀側⾯:

    「繊細の精神」から「気に⼊られる術」へ」14 :15〜15 :15

 

質疑応答 15:15〜15 :45

 

(休憩)

 

第2 部:19〜20 世紀のフランス思想と「感性」—倫理学、宗教学の観点から 16:00〜18:30

 

村松正隆(北海道⼤学)
「〈同感〉の両義性—観念学の感情理論」 16:00〜17:00

 

伊原⽊⼤祐(京都⼤学)
「⼆元論における感性的なものの位置
—ぺトルマンからバタイユ、ヴェイユへ—」 17:00〜18:00

 

質疑応答 18:00〜18:30

 

16 世紀から20 世紀にかけてのフランス思想について、仏⽂学(⼭本、⼭上、井上)、哲学倫理学(村松)、宗教学(伊原⽊)の観点から、「感性」を切り⼝に検討していきます。質疑応答の時間もたっぷり設けていますので、学問領域の垣根を超えて、思想研究の意義とその⽅法論についてフロアのみなさんともじっくり意⾒交換できればと思います。ぜひ奮ってご参加ください!
お問い合わせ先:salut@list.waseda.jp(早稲⽥⼤学⽂学部フランス語フランス⽂学コース)感性とフランス思想、チラシ
このシンポジウムは、JSPS科研費24K03798の助成を受けたものです。

【7月7日】第三回仏文ライブ

早くも今学期最後の仏文ライブ第3回が7月7日(月)に開かれます!

20世紀後期にアメリカで⽣まれ、世界中の⾳楽シーンに⾰命を起こしたヒップホップ。フランスでもヒップホップは若い世代を中⼼に、この国の⽂化に⼤きな影響を与え、今⽇まで独⾃の進化を遂げてきました。今回の仏⽂ライブはフランスのラップ、すなわち「ラップ・フランセ」を紹介します!「パナム」ってなに?「ヴェルラン」ってどういうこと?

この「仏⽂ライブ」に来ればラップ・フランセの基礎知識を知ることができます! フランスの「リアル」はここにある!!

フランス語フランス⽂学コースによる1 年⽣のためのフランス⽂化紹介企画!

「仏⽂ライブ」2025 vol. 3
――ラップ・フランセを聴け!!――

2年⽣以上の来聴も⼤歓迎!

2025 年7 ⽉7 ⽇(⽉)17 時〜18 時40 分ごろ
33 号館232 教室(途中⼊退場は⾃由です)

講師 フランス語フランス⽂学コース講師(任期付)
瀬尾周平

仏文ライブ第3回チラシ、ホームページ用_MO

仏文ライブ第3回チラシ、ホームページ用_MO

連続講演会「シュルレアリスム、100 年後に」最終 回 アンドレ・ブルトンの書簡を読む

連続講演会「シュルレアリスム、100 年後に」最終回
アンドレ・ブルトンの書簡を読む

 

日時 2025 年7 月19 日(土) 13:00~17:30
(これまでより1 時間早い開始ですのでご注意ください。)

 

場所 早稲田大学戸山キャンパス36 号館5 階582 教室

 

第1 部:パトロンとパートナー 13:00~15:10
長谷川晶子(京都産業大学准教授) : ジャック・ドゥーセへの手紙
鈴木雅雄(早稲田大学教授) : シモーヌ・カーンへの手紙

 

第2 部:娘と盟友 15:20~17:30
前之園望(中央大学教授) : オーブへの手紙
齊藤哲也(明治学院大学教授) : バンジャマン・ペレとの書簡

 

『シュルレアリスム宣言』の刊行から100 年を経た今、我々はこの運動について何を語れるのか、何を語るべきなのかを考えてきたこの連続講演会も、ついに最終回!ブルトンの遺言にしたがって、彼の死後50 年間発表できなかった厖大な書簡が2016 年以降次々に刊行され、シュルレアリスム研究は新しい局面を迎えています。最終回は時間枠も拡大し、シュルレアリスム研究を専門とする4 人の登壇者が、これらの書簡を足掛かりに、ブルトンとは誰だったかを徹底的に考え直します。初期のパトロンであるドゥーセにブルトンが薦めた作品のリストからは何が読み取れるのか、最初の妻だったシモーヌへの手紙にはいかなる情念が刻み込まれていたのか、最愛の娘への手紙から垣間見える父親としてのブルトンは我々に何を語るのか、そして最大の盟友との、しかし固い友情というイメージには還元できない複雑な関係から読み取れる意外な真実とは何なのか。作品と現実を奇妙にも短絡させる手紙という装置を通じ、シュルレアリスムを語る新たな言説が打ち立てられる !!

 

お問合せ先:salut@list.waseda.jp(早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース)

 

「シュルレアリスム、100年後に」(第8回)チラシ

連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第7回

早稲田大学文学研究科フランス語フランス文学コース主催

連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第7回

イメージの彼岸

 

日時  2025年6月7日(土) 14:00~17:30
場所  早稲田大学戸山キャンパス36号館5階582教室

 

石井祐子(九州大学准教授)
マックス・エルンスト『百頭女』と白の眩暈
――積層と減算のコラージュ

長尾天(早稲田大学非常勤講師)
サルバドール・ダリのパラノイア論
――ヒトラー的乳母の謎

 

『シュルレアリスム宣言』の刊行から100年を経た今、我々はこの運動について何を知っていて、何を語るべきなのかを考える、連続講演会の第7回です。
エルンストのコラージュ小説と、ダリの批判的パラノイア――今回は運動を代表する2大画家それぞれの核心に、シュルレアリスム美術研究の最前線を疾走する気鋭の研究者2人が迫ります。コラージュ概念を基点としてエルンストの制作と展示に関する我々の知見を塗り替えた石井氏は、『百頭女』から、イメージのアーカイヴに介入するこの画家の鮮烈な想像力をえぐり出し、タンギーとデ・キリコをめぐる驚異的な著作の勢いもそのままに、長尾氏は30年代のダリが理論と実践の両方で切り開いた地平の意義を、繊細な手さばきで再審に付すことになるでしょう。
シュルレアリスムのイメージ経験をめぐる言説がついに到達した新境地 !!

 

お問合せ先:salut@list.waseda.jp(早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース)

 

「シュルレアリスム、100年後に」(第7回)チラシ

【5 ⽉12 ⽇】第1回仏文ライブ

今年も始まりました、仏文コースの名物企画、その名も「仏文ライブ」!!

今年度の第1回目にあたる今回は、本コース教授の小黒先生がプルーストについてお話してくれます。

フランス語を勉強し始めたばかりの1年生の皆さんにも面白いと思っていただける、フランス文学の魅力が詰まったイベントです!
1年生のための企画ですが2年生以上も大歓迎です!

ぜひいらしてください!

2025 年5 ⽉12 ⽇(⽉)17 時〜18 時40 分ごろ
32 号館323 教室(途中⼊退場は⾃由です)

講師 本学教授 ⼩⿊昌⽂

仏文ライブ(2025年度)第1回チラシ

仏文ライブ(2025年度)第1回チラシ

Conférence ウィリアム・マルクス氏講演会 Paul Valéry, professeur de poétique

Conférence

 

William Marx
Professeur au Collège de France

Paul Valéry, professeur de poétique

vendredi 16 mai, à partir de 18h00
campus Toyama, bâtiment 33, salle de conférence 10 (16e étage)
entrée libre, sans traduction

 

講演会のお知らせ

ウィリアム・マルクス(コレージュ・ド・フランス教授)
「詩学講師、ポール・ヴァレリー」

 

2025年5月16日(金)18時~ 早稲田大学戸山キャンパス 33号館16階第10会議室
使用言語:フランス語(通訳なし)

問い合わせ先:早稲田大学フランス語フランス文学コース salut@list.waseda.jp

 

☆『文学との訣別』(塚本昌則訳、水声社)や『文人伝』(本田貴久訳、水声社)などで知られる、現代フランスを代表する文学研究者、ウィリアム・マルクス氏をお招きします。英語による近著Libraries of the Mind (Princeton University Press) での議論をさらに推し進め、新たなヴァレリー像を提示してくれるでしょう。

 

ウィリアム・マルクス氏講演会チラシ

連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第6回

早稲田大学文学研究科フランス語フランス文学コース主催
連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第6回
身体/神話/無意識

日時  2025年5月10日(土) 14:00~17:30
場所  早稲田大学戸山キャンパス36号館6階682教室
(※これまでの会場とは別の階ですのでご注意ください。)

松岡佳世(株式会社キュレイターズ)
身体的無意識をひらく試み
――ハンス・ベルメール『イマージュの解剖学』
鈴木雅雄(早稲田大学教授)
今日、神話が生まれる
――バンジャマン・ペレと新大陸

『シュルレアリスム宣言』の刊行から100年を経た今、我々はこの運動について何を知っていて、何を語るべきなのかを考える、連続講演会の第6回です。
今回は、第二次世界大戦後の重要な著作2冊を取り上げます。一冊の決定的な著作によって、スキャンダラスな人形作家のイメージをはるかに越えた、鮮烈なベルメール像を構築した松岡氏が、身体的無意識という概念を梃子として彼にとってのシュルレアリスムを解き明かし、講演会の立案者である鈴木自身も、『アメリカ大陸の神話・伝説・民話選集』を中心に、後期ペレの民族学的問題系に光を当てます。
言語、身体、社会を貫く無意識とつきあうための新たな方法を模索し続けたシュルレアリスムが、その試みの果てに見出そうとしたものとは何だったのか!?

お問合せ先:salut@list.waseda.jp(早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース)

「シュルレアリスム、100年後に」(第6回)チラシ